日々のみおしえ

10月04日

聞く時は心素直に分かるまできかねばならぬ教えなりけり

人の生活には協力融和とか言葉と物の交流とかいうことが如何(いか)に重大であるか、はかり知られません。言葉や物の交流により他人を喜ばせ、迷わせ、苦しませて参ります。道を歩むにしても、この道を行けば大道に抜けられる、或いは細い道に向かわれると分かっていても、大道に進むべき時にあちらこちらと細道を回って行くようなことが数多い。道を定めて歩む人の道も、礼儀正しく踏み行おうとしながら、人の言葉や物の交流の為に道を誤り、国道を誤った時の様に事故を生じ、自ら行き詰まり破滅になるような人が数多いのであります。軽はずみで油断をし、迷い悩み、正しくないことを正しいと思ったりして失敗を続けることの無いように修養すべきであります。