9月22日
あやまちを常に改め尚も又学びの道にいそしみてゆけ
過(あやま)ちを常に改め反省出来ない時は、これでも分からないか、これでも親の慈愛が分からぬかと、あらゆる方面から教えられ、戒(いまし)められるのであります。それ故に、悩み苦しみは親の大なる慈愛であることを悟らねばなりません。悟った時には禍(わざわ)いが転じて福となるのであります。一本のマッチの光から大火になる如(ごと)く、目に見えない小さい処から禍(わざわ)いを生じますので、常日頃油断せず、責任観念を忘れず、協力融和が無ければなりません。宗教も学問も、身に修め学んで行くことは、安心立命の心を養うためであります。真剣に誠の業(わざ)に励み、万人争うことなく、迷信を打破して幸福の道に近づき、一日一日の生活が平穏無事に過ごされる様に努力すべきであります。