日々のみおしえ - 5月26日

5月26日

何時照るか何時良くなるか思わずに徳積み行けば幸になるなり

人の身は苦労艱難(かんなん)が重なりますと、思わず知らず心の患いとなり、取り越し苦労ということになり、神経衰弱に罹(かか)り易い。心配は文字通り心配ると教えられて居ります。心の持ち方、使い方は、心配ることであり、目に見えないことでありますから、持ち方、使い方、其の動きは微妙で、凡人では計り知れない尊さがあります。之(これ)を誤れば肉体の動きも誤り、生命を亡くし、国を破壊して、生命を生かすことも立派な国を建て直すことも出来ません。人の生命程尊いものは無く、又活かされて行く為の目に見えない無限の慈愛などは、如何(いか)に尊いものであるか分りませんが、目に見えませんから生きることのみで、活かされている大恩には無関心でいることが多い様であります。