日々のみおしえ - 1月11日

1月11日

機に臨み事に当りて油断せず誠の道を学び修めん

一粒の種を蒔けば万倍に芽生えて参ります。人は蒔いた種を忘れ、芽生えた結果だけを見て、研究したり、迷ったり、議論したり、物や理窟で片付け、最後は神の罰とか、因縁(いんねん)が悪い、祖先の祟(たた)り、運命等と、愚にもつかない、人心を惑わすような言葉を発している人もなきにしもあらず。この様な処から、精神に迷いを来たし、身の行いにしても油断が出来て、正しい道も踏み外し、聖業も怠り、不幸な境遇に追い込まれて悩む人が多い。それ故にお互い同志が、修養実践して、機に臨み事に当り協力互助の実を示せば、家庭も社会、国家も健全なものが出来上ることと確信して居ります。一日も早くと万人希望する処であります。