会員の思いと行い

「神の子の自覚」と2つの柱

自分は神の子なんだ、自分には尊い親様がいらっしゃるんだと、その尊い親様の子供なんだと信じ、その親様が付き添ってくださっているんだと信じて実行することにより、人生の試練に対して乗り越すために必要な知恵と力を授けていただけると思います。 平生は意識にはあまり浮かんで来なくても、信じることにより、いざという時に安らぎと、厳しさを通してくださる「徳と力と愛」を頂いています。 このように「神の子であることの自覚」をしようとする私たちは、一体どのような生活態度をすればよいか、どのような生き方をすることにより「神の子の自覚」を深めていくことができるのか、これが一番の実行の課題であり、私たち会員としての大きな宿題でもあると思います。

捧誠会の教えを勉強させていただくときに、教えの大きな柱が2つあるように思われます。その1つの柱は「感謝の生活」であり、もう一つの大きな柱は「報恩の生活」、この2つの柱こそ捧誠会の教えの中心だと思います。

第一の「感謝の生活」も自分の希望、欲求を満たされた時の感謝は誰でもしますが、自分の予期しない苦難とか、病気、試練に対してはなかなか感謝ができにくいものです。しかし捧誠会の教えでは、何事にも感謝を捧げ、神慮の試練として喜びとなすように心がけなければなりません。 もう一つの柱の「報恩の生活」をさせていただくこと―これは、火・水・風の恩義によって生かされて生きている私たちです。その恩恵に感謝するとともにご恩報じをしていくことが非常に大切と思います。 元気な者同士が食事をしておれば当たり前のように思いますが、病床のいろんな環境の方々を見聞きする時、平凡なことがいかに有難いことかと思い、ご恩報じとして「自分のできる形」の「精一杯」の善行を少しでもやらせていただくことにより、天借のお返しになり、悪因縁の解消となり、自分自身の運命をよりよく開拓していくことになると信じま

(T男 会員の手記を基に一部編集したものです。)