日々のみおしえ - 11月13日

11月13日

切り結ぶ刃(やいば)の中がありしとも魂を磨きて争いもせず

常目頃、自己の意に添わない様なことが数多く現れて来た時には「まだ徳が足らないのである」と自己を省み、どんな所が欠けているのかと自分のみに捉(とら)われて悩むことなく、徳ある人の導きを受け、広い暖かい心で一層の努力をしなければならないのであります。人の足らない所が気に懸かり、毒舌をもって他人を陥(おとしい)れる様なことをすれば、必ず巡り巡って我が身にかえるのでありますから、敵が現れるのも恩人が現れるのも、自分は知らずとも、過去に蒔いた種が芽生え実って来たことに間違いありません。各自の精神を磨き成長させ、万人協力互助の精神を養うて美しい生活をすべきであります。