日々のみおしえ - 7月30日

7月30日

我のみが正しき者と思わずに人の労苦に感謝捧げん

一輪の花でも咲かせ実らせて行くことは、人知人力のみで出来るものではありません。大自然の神の慈愛によって活かされ、人の勤労によって花も実も現れて来るのであります。これだけの業(わざ)をなし遂げたのは自分であると思う心に違いはないと思いますが、健康でいられる姿は人のお蔭と神の慈愛なのであります。神の慈愛と人の協力があればこそ生活が出来るのであります。人知人力のみならば片輪であります。生活という文字は生きることのみを示しているのでなく、二字を重ねて生き活かされることを書き教えているのであります。男のみでは子孫は続きません。男女の結合により、協力融和によって事は成るものであって、両者が不和であるならば迷いを生じ完成致しません。