日々のみおしえ - 7月24日

7月24日

人の世は迷い重なることなれど神のみ心知らぬ故なり

肉体の患い程不幸なことはありません。健康であり、家庭が明朗で、職域は発展し、物資に恵まれている人は、何より幸福であります。此の四つの内一つ欠けても迷いが生じ、不平不満の心が湧き出て来るのであります。人の世は迷い苦しむことが重なる度に、行き詰まり、動揺顛倒(どうようてんとう)して、迷いの枠(わく)に追い込まれるのであります。迷信を打破し、卑俗なる奇蹟を否定して、純真無垢の心を養うことが急務であります。神仏の慈愛を弁(わきま)えず、父母の愛を否定して、人の道を踏み外す様なことではなりません。親の心の底を知らず、好き勝手なことを言うたり行ったり、自分の希望が叶わず思う様にならない時は神仏を否定し、親の愛を無視して、自ら不幸の種を蒔く様なことをしてはなりません。かかる人が多く出現して参りますと国家は亡び失われるのであります。