日々のみおしえ - 7月4日

7月4日

軽はずみ事の起こりは油断から不徳の為に踏み外すなり

千里の道も一歩から進まねばならないと同様に、積徳も小さな目の前から善行を積み重ねることに心掛けねばなりません。希望は大きく持ち、実行は手近な所から心掛けなければ、時には油断が出、隙が出来て、大きな顛覆(てんぷく)をしなければならないことがあります。日一日と月日は進行して居ります。弛(たゆ)みなく学び修め努力を続ける人こそは、最後は必ず病にも失敗にも勝ち抜いていかれます。常日頃、己れを虚(むな)しくして善行を重ねる人は、最悪の場合に動揺顛倒(どうようてんとう)することもなく、大難が小難に変わりまして、より以上の徳を積まれ、誘惑を打破して光明ある大道に進まれます。人の生活は一層の努力を重ね、過(あやま)ちの無い様に過ごすべきであります。