日々のみおしえ - 6月24日

6月24日

口先で如何(いか)に上手に言うたとて誠の道にそれてゆくなら

素直な心を養うことは、人としての急務であると同時に、天地自然の法則によれば、万人素直な心を養うことは神の子としての最も必要な条件であります。利害の為の条件でなく、無条件でなければなりません。利害の点から言っても、素直な心の無い時には人に嫌(きら)われ、なすべき業(わざ)が役に立たず、見ても聞いても取り違い、喰い違い、間違いまして進歩せず、立派な製品も作り上げられず、人の生活には多大な損失を招くものであります。目に見えない魂を磨き、心を養うことは、万人気が付かず、日夜心の中は整理整頓もつかず、恨(うら)み、ねたみの心を持ち、争いを起こす様な心持ちを続け、不愉快に尊い一日を過ごさねばならない様な現今の世相であります。