日々のみおしえ - 2月2日

2月2日

足らざるを許し戴く御恩こそ誠の慈悲と悟りましませ

人のなす業(わざ)には失敗が多い。その失敗を許して戴ける恩恵がほんとうに分れば有難いのであります。多くの人の中には、自己の失敗を隠したり、失敗を改めもせずに自惚(うぬぼ)れている人もあります。自己の不徳を改めず、他人の過(あやま)ちを許さず、尚其の上に侮(あなど)り、陥(おとしい)れようとする人達は、何(いず)れの世にかまた災を受け、迷いの道に、つながって参ります。打てば打たれる、責めれば責められるということは、充分知りきっている、それなのに実行が出来ません。人の日常生活は、御恩を受け乍(なが)らお返しも出来ず、日夜迷い悩み、我がことのみで苦しんでいる人が多い。日一日と活かされている大恩を自覚し、これこそ誠の慈悲であることを悟り、実行する様に致しましよう。