人命尊愛神石
- (建立)
- 一九七三年(昭和四九年)九月二二日
- (所在地)
- 沖縄県那覇市 沖縄県護国神社境内
- (揮毫者)
- 亀井清堂
- (副碑)
-
アジアにひとたび戦雲おおえば
惨禍およばざるところなし
と昭和三年天啓によって諭され時の政府に再三謹告したにもかかわらず聴聞に達することを得ずかえって獄舎の身となる 時の流れはそのまま推移し時局は予言にたがわず第二次世界大戦へと突入アジア全域にわたって戦塵の巷と化す このとき再び
琉球は聖地なり の天啓をいただくもいかんとする術を知らず 日ならずして沖縄に戦火燃え彼我の熾烈なる攻防に山容あらたまり幾多の人命は失わる やがて戦火止むといえども人心その拠るところを失う たまたま修養団捧誠会沖縄県支部の発会を機として仲本興徳支部長護得久和子根波朝造副支部長以下同志の熱誠と沖縄県護国神社奉賛会具志堅宗精会長ほか三好邦忠加治順正両氏等同神社関係の人達の協力を得てここに人命尊愛和石の建立をみる まさに天の理と人の和の合掌の姿なり 人命尊愛は人の命を長らうるのみにあらず尊い命を与えられし万人が活かされる大恩に感謝し他自ともに助けあい悠久なる平和の郷をこの地上に実現せんとするためなり これ吾人の七十年の願望なり 沖縄はアジアの要にして東洋の平和の根元たるべき聖地なり ここに人命尊愛の和石を通じ広く万人に呼びかくるものなり 昭和四十九年九月吉日
修養団捧誠会
教祖ならびに総裁 出居清太郎
清堂亀井安之助謹書
神石・和石
名称 | 碑文 | 所在地 | 除幕日 |
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人命尊愛神石 | 人命尊愛 | 那覇市 沖縄県護国神社境内 | 1974/09/22 |